【心が折れた時に読みたい】勉強が面白くなる瞬間|受験大国・韓国で45万人が読んだ本
資格の勉強をしなくちゃいけないけど、やる気が出なくて焦る…
勉強が嫌で嫌で、逃げ出したい…
プレッシャーに押しつぶされそう…
そんなあなたにぜひ読んでほしい本をご紹介します。
ご覧いただきありがとうございます。
大人になって勉強してみると、仕事や家事で疲れ切ってしまって勉強が後回しになったり、何度受験しても合格できなくてやる気も自信も失ったり…
夢のため、収入のため、昇進のため、「今日、今、勉強しなくてはいけない」と頭では分かっていても『勉強をする』ハードルの高さを痛感している方は多いのではないでしょうか?
私自身も一級建築士と宅建士を目指して、人生もお金も時間も何もかも賭けて準備したのに不合格になった過去を持ちます。試験後には燃え尽き症候群を引き起こし、何の力もまったく絞り出せない日々を送りました。
それでも「絶対に一級建築士と宅建士を取得したい」という根深い想いだけは消えなかったので、『どうしたらまた勉強に向き合えるか』をいろいろ探ったところ、1冊の本に出会いました。
その本が、
勉強が面白くなる瞬間
読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法
です。
- 勉強すべきなのにやる気が出なくて焦る
- 勉強が嫌で嫌でしかたなく、逃げ出したい
- プレッシャーに押しつぶされている
もし同じような悩みを抱えている方がいたら、この本をぜひ一度手に取ってみてください。
今回は私個人の主観で、役に立ちそうな内容を抜粋しています。
夢を叶えるあなたの助けとなれば幸いです。
基本情報
著者:パク・ソンヒョク/翻訳者:吉川南
注目ポイント:受験大国・韓国で45万人が読んだ話題本
この本は受験大国・韓国で45万人が読んだ話題の本です。
韓国では母親が子どもに「勉強をしなさい」と叱る代わりに、この本を枕元にそっと置く社会現象が生まれました。この本を読んだ中高生の98.4%が「勉強したくなった」と証言し、いまや韓国の学生の定番書になっています。
この本は「勉強の苦しみ」を的確に表現した上で、苦しみを乗り越える方法・考え方が記載されています。
勉強に悩む私にぴったりの本でした。おすすめです!
要約・書評
夢の値札
- どんな夢にも「値札」が付いている。
- 自分が傾けた努力の重みでのみ、支払うことができる。
- 勉強する気がある人とは、苦痛に屈せず正面から立ち向かえる人のこと。
どんな夢にも「値札」が付けられています。その値は、あなたが傾けた努力の重みでのみ、支払うことができます。その努力に耐えられない人は、夢を手にできません。ほしいものをあれこれ夢見ることはできても、努力を払わない限り、それは決して現実にはならないのです。それ相応の苦労を受け入れる覚悟がなければ、どんなにすてきな夢も「偽りの欲」でしかありません。覚悟のない目標は、「目標」ではなく「妄想」にすぎませんから。
勉強する気のある人とは、「やがて味わえる甘い味」を期待している人のことではありません。「ヒリヒリする辛み」「塩辛さ」「ニガナのような苦味」、つまり苦痛に屈せず、それに正面から立ち向かえる人のことです。
私自身「一級建築士になりたい」という夢の大きさと、「勉強の辛さ・もどかしさ」のギャップに苦しみました。おそらく本気で勉強したことがある人なら皆、あの苦痛はよくご存知でしょう。
不合格が分かった時「絶望」で目の前が真っ暗になりましたが、この本に、
- 夢には値札がついていて、努力と忍耐でのみ支払う
- 苦痛は超辛いものだ
と明記されていたことで、心が軽くなり今年も戦う覚悟ができました。
うまくなるまでは全く面白くないものだ
全く面白くないものだ
- 教科書の内容は生まれて初めて見るものだらけだから、面白いわけがない。
- 繰り返していくうちに、だんだん面白くなっていく。
- 「勝者」は、退屈な段階を耐え抜く。
- 結果、ハードルを華麗に飛び越えていく。
あんなに楽しいゲームでさえも、退屈な時間を耐えてこそ面白い段階に移るのに、ほんの数日勉強したくらいで、いきなり勉強が面白くなるはずがありません。初めて何かを勉強するときは、分からないことだらけです。教科書のどの科目、どのページを開いても、生まれて初めて見るものだらけなのだから、面白いわけがないでしょう。
しかしこのとき、どうするのかによって勝者と敗者が分かれます。まだ初心者の「つまらなくて退屈な段階」にどう対処するかによって、結果は雲泥の差になってしまいます。「勝者」は心を落ち着かせ、この段階を耐え抜きます。 退屈で面倒でも、上達するにはここでの苦労に耐えないといけないことを知っています。苦労から逃げてしまったら、いつまでたってもうまくならないと、自分の心を説得します。その結果、このハードルを華麗に飛び越えていくのです。
難関資格の勉強は『ちんぷんかんぷん』な時間が何ヶ月も続き、かなりストレスを感じますよね?
私も一級建築士や宅建士の試験勉強ではずっと感覚を掴めなくて、暗闇の中をさまよっているようでした。
もう何度も反復学習しているはずなのに全然合格できる実感がなくて、試験1ヶ月前にはストレスで熱を出したこともあります。
でもある日を境に、なぜかスラスラ解ける日が来ました。その時「諦めなくてよかった」とホッとした記憶があります。
皆さんの中にも焦りを感じたり、上手くいかなくて強いストレスを感じている方はいらっしゃいませんか?
大丈夫です。この本によればその苦痛は大いに役に立ちます。
きっと道は開けると信じて、突き進んでみてください。
越えるのが難しい山/越えられない山
/越えられない山
- 「段階を踏んでコツコツやらねばならない」科目があることを知る。
- 基礎が頭に入っていないと、先に進むたびに足を引っ張られる。
- 成果がでるまで「やってみる」。
- 「できること」を後回しにすると、「できないこと」になる。
あなたはその科目が「できない」のではなく、まだ成果が出るほど「やってない」だけですから。
「できること」を面倒だからと後回しにしていては、それが集まって「できないこと」になるのです。
私は一級建築士の製図試験に2度も落ちて絶望していましたが、きっとまだ「成果が出るほどやっていない」だけなのだとこの本を読んで勇気づけられました。
近年の製図試験の焦点は「本番でミスをしない」ことですが、私自身を冷静に落ち着いて反省すると、従来の勉強方法では『ミスの完全回避』の具体的な手法がまだ甘かったということに気づきました。
だからこれからの私にできることは、「ミスの完全回避方法」をリスト化です。
「できること」を積み重ねて、成果を出していきましょう!
奇跡は「準備する過程」で起きる
「準備する過程」
で起きる
- 試験会場で突然、天から幸運が降ってくることはない。
- 奇跡は決戦の瞬間ではなく、「準備する過程」で起こる。
- 「分からなかったことが、パッと頭にひらめく」ことこそが奇跡。
奇跡が起こるのは試験会場ではありません。試験会場で突然、天から幸運が降ってくるようなことは、見たことも聞いたこともありません。
奇跡は決戦の瞬間ではなく、「準備する過程」で起こるのです。ついていけなかった授業が最初から最後まで全て理解できるようになり、ちんぷんかんぷんだった教科書の内容も、見ないでもすらすら説明できるようになり、どんな問題も見ただけで答えや解き方がパッと頭にひらめく奇跡。このような奇跡は、勉強しているときにたくさん経験することができます。
「日頃からできないことは、本番でもできない」
私もたくさんの試験を通して実感しています。
たしかに本番で奇跡を祈ってしまう気持ちはよく分かります。私もそうです。
でもこの本のとおり「準備する過程」に起きる奇跡に目を向けて、その奇跡をたくさん用意しておけば合格にかなり近くなる気がしますよね。
私も「やった!できた!こういうことだ!」をたくさん積み上げていこうと思います。
まとめ
いかがでしたか?
私はこの本を読んで、「勉強中のあの苦しみは悪いことじゃない」とポジティブに受け止められるようになりました。
この本では他にも、勉強の苦しみを乗り越える方法や考え方がたくさん記載されています。夢を叶えたいあなたの支えになれば幸いです。
基本情報
- 著者:パク・ソンヒョク
- 翻訳者:吉川 南
- 注目ポイント:受験大国・韓国で45万人が読んだ話題本
要約・書評
- 夢の値札:努力の重みで支払う
- うまくなるまでは全く面白くないものだ:繰り返すと面白くなる
- 越えるのが難しい山/越えられない山:「できない」を後回しにしない
- 奇跡は「準備する過程」で起きる:「パッと頭にひらめく」ことが奇跡